南天棒　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　更新：２０２４／１０／２８
とりあえず生年月日と軸に押されている主な印の読みを
　１８３９／５／１５（天保１０／４／３）～１９２５／２／１２（大正１０）　８５歳
　　名　　　　鄧　州　　　　とうしゅう
　　諱　　　　全　忠　　　　ぜんちゅう
　別　号　　　白崖窟　　　　はっけいくつ
　異　名　　　南天棒　　　　なんてんぼう
　
　経歴等の詳細は検索すれば出てくるので省略するが、宮城に縁があり（松島瑞巌寺、大梅寺）たまに茶席にも出てくる。
ネットオークションで注目し安価なのでその都度買っていたら結構たまってしまった。安価な理由はお寺のために沢山書いたということらしい。
古稀（７０歳）以降の書が多いことから西宮海清寺住職になってからということのようだ（Ｗｉｋｉｐｅｄｉａ「海清寺赴任と、平塚らいてうとの出会い」）。
　軸（書）のデータベーのようなものが見当たらないので手持ちのものを纏めてみた。署名※1が「年齢＋南天棒」となっているのが多いので整理しやすい。
年代別※２に見てみると不明（年齢なし）が１０点弱、７０代が４０点弱、８０代が１３０点超えで７０代の約４倍と圧倒的に８０代に書いている。
８０歳の時に入定式（にゅうじょうしき：生前葬）を行っているが関係があるのか。特に８３歳が４５点とずば抜けているが理由は不明。
　大梅寺時代（５８～６２歳）に貧乏寺のため千五百枚以上書いたとの話があるがこの時代と思われる軸はほとんど出てこない。
　印を細かく見ていくと年齢が掘られたものもあり結構な数になる。これらの印がどうなったのか気になるところではある。

　※宮城とのかかわり　　白崖窟語録　上巻　より。　晋山、退山に当たり偈頌（げじゅ）を読んでいる（記載省略）。
　晋山　明治二十四年七月八日　因持命任　陸前國宮城郡松島靑龍山瑞巖寺　（１８９１年　５３歳）
　退山　明治二十九年十一月十五日　瑞巖禪寺
　晋山　明治二十九年十一月十六日　陸前國名取郡生出村霊龜山大梅禪寺　(１８９３年　５８歳)
　退山　明治三十四年九月二十日　大梅寺
　晋山　明治三十年三月六日　陸前國刈田郡白石町常英山傑山寺
　退山　明治三十一年九月九日　傑山禪寺
その後
　・Ｍ３３（１９００）　　　　　６２歳　円福寺臨時師家
　・Ｍ３５（１９０２）　　　　　６４歳　西宮海清寺晋山　～　Ｔ１４（１９２５）２月遷化まで 

　収集を始めたころは安価な物が結構出ていたが最近はほとんど１万円を超える。購入は無理なのでデータだけ追加する（☆印）。
ただし、手持ちに無い内容の軸とする。

　※１　署名について
　・「南天棒」のみ　　　　　　　　　　　　　　　少ない　６０歳台か
　・「松島百二十四生＋南天棒」　　　　　　瑞巌寺住職　１８９１（Ｍ２４／６）～１８９６（Ｍ２９／１１）
　・「古稀加〇＋南天棒」　　　　　　　　　　７０歳台
　・「再住妙心」　　　　　　　　　　　　　　　　７２歳
　・「喜＋南天棒」　　　　　　　　　　　　　　　７７歳
　・「年齢＋南天棒」　　　　　　　　　　　　　８０歳代の署名
　・「再住妙心５８６世」　　　　　　　　　　　　８３歳
　・「暦住妙心」　　　　　　　　　　　　　　　　８５歳
　この他　「前（住）妙心」が頭につくものが数点見える
　※妙心寺の法階（１４ある）
　　①特住→②暦住→③再住→④前住→⑤住持→⑥準住→⑦東堂→⑧西堂→⑨塔主→⑩前堂→⑪主座→⑫蔵主→⑬知客→⑭沙弥

　※２　年代別の点数（２０２４/１１/１９現在）　☆ヤフオクを除く

　※３　陸軍中将西川虎次郎との関わり
　　Ｒ６年１０月ヤフオクに陸軍中将西川虎次郎関係の資料が多数出品された。その中に南天棒との関りがうかがえる資料があった。
　残念ながら落札できなかったが資料の概要を記す。また、「坂の上の雲」の秋山好古からの軸（マクリ）もあった。
　　①南天棒の写真　
　　　・古稀の写真
　　　・南天の棒を持った写真　裏書七十九翁南天棒
　　②安名の授与　西川虎次郎へ「無崖居士」を授与
　　　釋迦牟尼佛七十九世的傳孫／海清寺専門道場主／南天棒　白崖窟／明治四十二年二月廿日　鄧州全忠
　　③南天棒頂相（マクリ）　南天棒侍者宗潤拝寫

年代	Ｎｏ	内容／年齢	引首印（関防印）	姓名印（白文印）／雅号印（朱文印）	表装	その他
不明	Ｆ００１	唐臼図／前妙心？	南天棒白崖窟	鄧州／全忠之印	茶	六〇大切は〇飯の留す ※引首印 　「南天棒白崖窟」はこれだけ
	Ｆ００２	松無古今色・竹有上下節／６０代？	南天棒	鄧州／全忠之印	未	屏風　　一扇　歳冬（正月） 松無古今色 竹有上下節 梅自発清香
	Ｆ００３	雪消山骨露・雲出洞中明／６０代？	南天棒	鄧州／全忠之印	未	屏風　　二扇　春
	Ｆ００４	始随芳草去・又遂落花回／６０代？	南天棒	鄧州／全忠之印	未	屏風　　三扇　早春～晩春
	Ｆ００５	君看此花枝・中有風露香／６０代？	南天棒	鄧州／全忠之印	未	屏風　　四扇　夏
	Ｆ００６	覓火和煙得・担泉帰月帯／６０代？	南天棒	鄧州／全忠之印	未	屏風　　五扇　秋
	Ｆ００７	心隨萬境轉・轉處實能幽／６０代？	南天棒	鄧州／全忠之印	未	屏風　　六扇　悟り
６０代	６２０１	松高梢上白鶴眠／６２／松島百二十四世	南天棒（白文）　※７２にもあり	〇に鄧州／〇に白崖窟　※印は７３にもあり	丸	松島（瑞巌寺）百二十四世 Ｍ２９（１８９６）１１月大梅時に入る Ｍ３３（１９００）６２歳円福寺臨時師家
	６２０２	山呼萬歳聲／６２／松島百二十四世	無し	鄧州（白）／全忠之印（朱）		松島（瑞巌寺）百二十四世
	６２０３	灼熱の～／６２	南天棒（白文）	鄧州／全忠之印	未
	６３０１	龍吟初夜後　乕嘯五更前／６３	南天棒（白文）	鄧州／全忠之印		日没から日の出までを五等分 （ＰＭ７～ＡＭ５） 初夜(初更、甲夜) 二更(乙夜いつや) 三更(丙夜) 四更(丁夜) 五更(戊夜ぼや)
	☆	桃栗三年柿八年九年面壁是〇磨／６９	南天棒	鄧州／全忠之印	丸	達磨／白崖窟　２０２１／０７ヤフオク
７０代	７００１	案山子賛／古稀（７０）	南天棒（白文）	鄧州／白崖窟	三段	たおれても弓矢捨てぬ かかしかな　（山岡鉄舟）
	７００２	福如東海長流水・寿比南山不老松／７０	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	７００３	遠山無限碧層々／古翁	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	７１０１	達磨賛／古稀＋１？	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸	面壁乃祖師の姿は山城能（の） 八幡野（の）者（は）たの 宇里可茄子ひ荷（か）  髑髏印／鄧州
	７２０１	放光／再住妙心古稀＋２	南天棒（朱文）	鄧州／白崖窟　※上下逆	三段	妙心寺５８６世 Ｍ４３（１９１０）７２歳に再住（大教師）か？
	７２０２	南無阿弥陀佛／再住妙心古稀＋２／為書き有	南天棒（白文）	鄧州／全忠之印	三段
	７４０１	堪忍／古稀＋４／為書き有	南天棒（白文）	鄧州／南天棒（古稀加四）	丸	堪忍の袋を常に首にかけ 破れたら縫え破れたら縫え　（中沢道二）
	７４０２	南天棒賛／古稀＋４	臨済正宗南天棒	澹雪会五周年記念印 鄧州／南天棒（古稀加四）	丸	賛 道（い）得も南天棒 道（い）不得も南天棒 澹雪会（たんせつかい）の詳細不明 禅語に下記がある 　澹雪填河　ゆきをになってかわをうずむ 　澹雪填井　ゆきをになってせいをうずむ
	７５０１	寿比南山不老松／古稀＋５	臨済正宗南天棒	南天棒白崖七十五／鄧州全忠	丸
	７５０２	通身是病通身是薬／古稀＋５／為書き有	臨済正宗（朱文）	南天棒白崖七十五／鄧州全忠	丸	碧巌録　通身是手眼 道元「第十法語」　 　老漢通身是病、正覓起処不得
	７６０１	勤／古稀＋６／為書き有	臨済正宗（朱文）	七十南天棒加六／鄧州之印	丸	古今英雄天下富貴〇〇 一字与出頭来 （天下の富貴、古今の英雄は皆この一字から出頭してくる）
	７６０２	堪忍／古稀＋６	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸	堪忍の袋を常に首にかけ 破れたら縫え破れたら縫え　（中沢道二）
	７６０３	人間萬事塞翁（馬）／古稀＋６	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸	（馬）髑髏印／鄧州
	７７０１	廓然無聖／喜翁（７７）	南天棒（朱文）	南天棒（古稀加七）／鄧州	丸	（達磨）高山／文鶏
	７７０２	江上一葉船～／喜翁（７７）	南天棒（朱文）	南天棒（古稀加七）／鄧州	丸
	７７０３	茶碗賛／喜翁（７７） 　煎餅三枚茶一ふく	南天棒（白文）	鄧州／白崖窟	二段	髑髏印 　瓢軒　黙翁
	７７０４	福如東海長流水・寿比南山不老松／喜翁（７７）	臨済正宗	南天棒白崖七十七／鄧州全忠	丸	大幅
	７７０５	福如東海長流水／喜翁（７７）／為書き有	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	７７０６	千江有月（水）千江月 萬里無雲萬里天／喜翁（７７）	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸	五灯会元／嘉泰普灯録
	７７０７	中天富嶽～／喜翁（７７）	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州之印	三段	（富士）髑髏／鄧州 中天富嶽／千秋雪 東海青波／旭影浮 休説區々／風物美 地霊人傑／此神州
	７８０１	松高白鶴眠／古稀＋８	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	未
	７８０２	遠山無限碧層々／古稀＋８	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	７８０３	高名千古重於山／古稀＋８	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	７８０４	諸悪莫作　諸善奉行／７０＋８	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	７８０５	中天富嶽～／７０＋８	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸	（富士）髑髏／鄧州　　画冨士越心乃木〇作
	７８０６	日出乾坤輝／７０＋８	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸	七十〇〇八
	７８０７	年／７０＋８	南天棒（朱文）	古稀／南天棒／加八／鄧州	丸
	７８０８	存心養性以事天／７０＋８／為書き有	臨済正宗（白文）	古稀／南天棒／加八／鄧州		孟子　盡心章
	７８０９	／７０＋８／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	７９０１	猛虎一声山月高／７９	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	７９０２	中天富嶽～／７９／為書き有	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	（富士）鄧州
	７９０３	白雲常自閑／７９	南天棒（朱文）	鄧州／全忠之印	茶掛け	全忠之印：蝉「忠」
	７９０４	大地載不起／７９	南天棒（朱文）	鄧州／全忠之印	丸	玄沙語録 　大地載不起 　虚空包不尽
	７９０５	托鉢僧・往／７９	南天棒（朱文）	鄧州／全忠之印	丸	髑髏印／鄧州 鉢盂（はつう）・・・
	７９０６	満船明月載得帰 ／７９	臨済正宗（朱文）	鄧州／全忠之印	丸	全忠之印：木の葉「忠」
	７９０７	一鳥不啼山更幽／７９	南天棒（白文）	古稀／白崖窟／加九／鄧州	丸
	７９０８	月在浮雲浅處明／７９	南天棒（朱文）	白崖窟／鄧州 鄧州　８０に使用あり	丸
	☆	三幅対／８０	無し	白崖窟／鄧州 鄧州　８０に使用あり		明治天皇御製　長しえに民やすかれといのるなるわが世をまもれ伊勢の大神 乃木希典辞世　うつし世を神去りましゝ大君のみあと志たひて我はゆくなり 静子夫人辞世　いでまして帰ります日のなしと聞く今日のみゆきにあふぞ悲しき
８０代	８００１	寒松一色千年別／８０	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８００２	随所為主／８０	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	未
	８００３	白雲抱幽石／８０	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	未
	８００４	寿山萬丈高／８０／絖本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	寿山萬丈高 福海千尋深
	８００５	善悪如浮雲起滅共無處 ／８０	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８００６	竹影掃堦塵不動 月穿潭底水無痕／８０／絹本	臨済正宗（朱文）	八十翁／白崖窟／南天棒／鄧州	丸
	８００７	杜鵑啼処百花枝／８０／絹本	臨済正宗（朱文）	八十翁／白崖窟／南天棒／鄧州	丸
	８００８	東山水上行／８０	臨済正宗（朱文）	八十翁／白崖窟／南天棒／鄧州	未
	８００９	雲山畳々連天碧／８０／絹本	臨済正宗（朱文）	八十翁／白崖窟／南天棒／鄧州	丸	寒山詩
	８０１０	岩下風生虎弄児／８０	臨済正宗（朱文）	八十翁／白崖窟／南天棒／鄧州	丸
	８０１１	夢回一曲漁家傲　月淡江空見白鴎／８０	二行（朱文）	鄧州／南天棒　※大印	丸	大山普済禅師 　岸草青青水上舟　夜深高臥荻花秋 　夢回一曲漁家傲　月淡江空見白鴎 　　※傲　あそ（ぶ）
	８０１２	梅賛　吾楼占春少庭寛明月多／８０	南天棒	鄧州／白崖窟　※小印	未	天桂山人
	８１０１	九尾野狐～／８１	臨済正宗（朱文）	白崖窟／鄧州 鄧州　８０に使用あり	丸
	８１０２	萬歳〃〃萬〃歳／８１	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８１０３	南無大師遍照金剛 ／８１	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	※南無大師遍照金剛について 　真言宗（密教）では弘法大師（空海）のことだが本来「大日如来」を表す。 　禅宗は特に定まった本尊はない。 　ちなみに、西宮海清寺は「釈迦如来」。
	８１０４	猛虎一声山月高／８１	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８１０５	寒松一色千年別／野老拈花萬國春／８１	臨済正宗（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	８１０６	寒松一色千年別／８１	南天（白文）棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	☆	若無閑事挂心頭／便是人間好事節／８１	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	２０２１/０７/２５　ヤフオク
	８２０１	杜鵑啼処百花香／８２	南天（白文）棒（朱文）	白崖窟／八十二翁	丸
	８２０２	白雲断処家山妙／８２	臨済正宗（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	８２０３	風従花裡過来香／８２	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８２０４	岩下風生虎弄児／８２／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	三段
	８２０５	遠山無限碧層々／８２	南天（白文）棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	８２０６	琴心詩趣神相會／８２	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	全唐詩　巻７５４―３６ 徐鉉　送彭秀才南游より きんしんししゅじんあいかいす
	８２０７	吾楼染月色　無竹欠秋葉／８２	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８２０８	亀賛／８２	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	（亀）八十二翁
	８２０９	唐辛子賛／８２	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	（唐辛子）八十二翁 色のよき物は〇〇志よ 唐からし
	８２１０	眠牛賛／８２	臨済正宗	南天棒（白文）／鄧州	丸	貢ぎ引く車まつ間を 楽しみにやすむ 寝牛のこころやす さよ 八十二翁
	８２１１	香風拂邪気／８２	正法眼蔵（朱文）	白崖窟／鄧州（両白文・山無し崖）	丸
	８３０１	亀遊萬年齢／８３／為書	白崖窟（白文）	八十三翁南天棒／鄧州	丸	鶴舞千年樹 亀遊萬年池、他に・・石も有
	８３０２	猛虎一声山月高／８３／絹本	白崖窟（白文）	鄧州／八十三翁南天棒	二段	愈紫之(紫芝生) 　夜深童子喚不起 　猛虎一声山月高
	８３０３	去国一身軽似葉 高名千古重於山／８３／絹本	白崖窟（白文）	八十三翁南天棒／鄧州	丸
	８３０４	牛賛／８３／絹本	臨済正宗（朱文）	鄧州／全忠	三段	貢ぎ引く 車まつ間を 楽しみに やすむ 寝牛の こころ やす さよ
	８３０５	柄杓賛／８３／為書き有	臨済正宗（白文）	南天棒／鄧州	未	（柄杓）八十三翁 寒熱の地獄に通う茶柄杓も 熱湯はあつく水はつめたし （利休） 寒熱の地獄に通う茶柄杓も 心無ければ苦しみもなし
	８３０６	萬木〇風晩〇〇／８３	〇	白崖窟／鄧州	丸
	８３０７	訪厓茶味清〇〇／８３	〇	白崖窟／鄧州	丸
	８３０８	曾騎鉄馬入重城 勅下伝聞六国清／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	碧巌録・第２４則　劉鉄磨台山 　曾騎鉄馬入重城 　勅下伝聞六国清 　猶握金鞭問帰客 　夜深誰共御街行
	８３０９	南八男児〇〇為不義／８３ （南八、男兒死耳、不可爲不義屈）	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３１０	琴心詩趣神相會／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	全唐詩　巻７５４―３６ 徐鉉　送彭秀才南游より きんしんししゅじんあいかいす 心を込めた琴の調べと趣のある詩が相交えた時には神々しさを感じ得る 問君孤棹去何之、玉笥春風楚水西。 山上斷雲分翠靄、林間晴雪入澄溪。 琴心酒趣神相會、道士仙童手共攜。 他日時清更隨計、莫如劉阮洞中迷。
	８３１１	寒松一色千年別／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３１２	寒松一色千年別／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３１３	千里萬里一條鉄／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３１４	弾我窓前月／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	（携君石上琴）弾我窓前月
	８３１５	石女舞成長寿曲・木人唱起太平歌／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	槐安国語　巻四　白隠和尚
	８３１６	石女舞成長寿曲・木人唱起太平歌／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３１７	猛虎一声山月高／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３１８	一雨普潤周沙界／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	茶掛け
	８３１９	遠山無限碧層々／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３２０	富満寿山秒（妙）音／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３２１	満船明月載得帰／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	五燈会元（ごとうえげん） 夜静水寒魚不喰 満船空載月明帰
	８３２２	竹／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３２３	梅痩占春少庭寛明月多／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３２４	一夜落花（雨）満城流水香／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３２５	月在中峰夜々円／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３２６	吸水疑山動・揚帆覚岸行／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３２７	鳥啼不人見花落木猶香／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３２８	月上青山玉一団／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	聠頌集 風吹碧落浮雲尽 月上青山玉一団
	８３２９	風吹碧落浮雲尽 月上青山玉一団／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３３０	丹霞（たんか）焼仏図賛／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	・白居易　野火焼不尽　春風吹又生　唯々咄 ・水谷百碵（ひゃくせき）四日市を中心に活躍
	８３３１	東山水上行／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	未
	８３３２	中天富嶽～／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	中天富嶽千秋の雪 東海青波に旭影浮く 徳ことを休めよ區々たる風物の美 地霊人傑此れ神州 　　乃木大将漢詩 （富士）八十三翁
	８３３３	柄杓賛／８３	臨済正宗（白文）	白崖窟／鄧州	未	（柄杓）八十三翁
	８３３４	晴天白日怒雷走／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３３５	明月清風共一家／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３３６	一葉船中載大唐／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	碧巌録　第５８則　趙州分疎
	８３３７	無山不滞雲／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３３８	千様萬様一時〇／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３３９	南無阿弥陀仏／再住妙心５８６世８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３４０	寒松一色千年別／野老拈花萬國春／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３４１	寒松一色千年別／野老拈花萬國春／８３ 絹本／為書／共箱	臨済正宗（朱文）	白崖窟／鄧州	未
	８３４３	梅花枝上月三更／８４	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３４４	暁厂（雁）連天寒叫霜／８３／絹本	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３４５	香風拂邪気／８３	正法眼蔵（朱文）	白崖窟／鄧州	丸
	８３４６	携君石上琴弾我窓前月／８３	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８４０１	遠山無限碧層々／８４	白崖窟（白文）	南天棒／鄧州	丸
	８４０２	猿画賛／８４／絹本 　無月か　ほし空は　～　みよ	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８４０３	梅花枝上月三更／８４	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８４０４	松高梢上白鶴眠／８４	白崖窟	南天棒鄧州／八十四翁	丸
	８４０５	勇猛一声山月高／８４／絹本	白崖窟	南天棒鄧州／八十四翁	未
	８４０６	子規啼落西山月／８４	白崖窟	南天棒鄧州／八十四翁	丸	後徳大寺左大臣 　郭公鳴 　つるかたを 　なかむれは 　たゝ有明の 　月そ 　　　のこれる
	８４０７	千年石上古人蹤／８４	白崖窟	南天棒鄧州／八十四翁	丸	寒山詩 千年石上古人蹤 萬丈厳前一點空 明月照時常皎潔 不勞尋討問西東
	８４０８	雪ダルマ賛／８４／絹本	白崖窟	南天棒鄧州／八十四翁	未
	８４０９	案山子／８４ 奉公にかけひなたなき案山子かな	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	（案山子）八十四翁
	８４１０	旭光照波／８４	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	八十四翁 朝日さす富士の神山 あふきみれは（仰ぎ見れば） 七福丸も波をさして 乃木希典（～心も空にすみわたるなり）
	８４１１	大道透長安／８４	八十四南天棒	白崖窟／鄧州	三段
	８４１２	松高白鶴眠／８４	八十四南天棒	白崖窟／鄧州	未
	８４１３	勇猛一機進不退／８４	八十四南天棒	白崖窟／鄧州	丸
	８４１４	落下流水湛茫々／８４	八十四南天棒	白崖窟／鄧州	茶
	８４１５	明月清風共一家／８４／絹本	八十四南天棒	白崖窟／鄧州	丸
	８４１６	福如東海長流水・寿比南山不老松／８４	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８４１７	人間萬事塞翁（馬）／８４	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８４１８	松樹千年翠／８４	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８４１９	托鉢僧・還／８４	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	未	烏藤（うとう）圓笠　化幾村歸
	８４２０	平常心無是道／８４	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	茶掛け
	８４２１	思う〇〇〇〇／８４	不鮮明	白崖窟／鄧州	丸
	８４２２	雪飛来和〇〇／８４	南天棒／〇〇〇	白崖窟／鄧州	丸
	８４２３	月明黄鶴下晴天／８４	〇〇〇	白崖窟／鄧州	丸
	８５０１	日出乾坤輝／８５	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	未
	８５０２	松高梢上白鶴眠／８５	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	板目跡あり（１尺間隔）
	８５０３	梅花枝上月三更／８５	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	三更　夜警の更代 一夜を五等分　初更～五更 三更は子の刻、丙夜
	８５０４	世を渡る人はと見しは　兎も角もよくの　浅深を何とこたえらむ／８５／絹本	臨済正宗（白文）	白崖窟／鄧州	丸	（七福丸）八十五翁
	８５０５	松高梢上白鶴眠／８５	南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８５０６	七福丸賛／８５／絖本	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	世を渡る人はと見し者(は) 　兎も角茂（も）よくの 浅深を何と古（こ）たえ羅（ら）ん （七福丸）八十五翁
	８５０７	猛虎一声山月高／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８５０８	一鳥不啼山更幽／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８５０９	一鳥不啼山更幽／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	未
	８５１０	勤／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８５１１	岩下風生虎弄児／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８５１２	晴れてよし～／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	茶掛け	（富士）八十五翁
	８５１３	茶煙一曲画中禅／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	茶	箱書：二代目南天棒
	８５１４	勇猛一機進不退／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８５１５	千年石上古人蹤／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	茶	寒山詩 千年石上古人蹤 萬丈厳前一點空 明月照時常皎潔 不勞尋討問西東
	８５１６	吾心似秋月／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８５１７	托鉢僧・往／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	（往）四海雲水　鉢盂（はつう）如雷 （長谷川）寛州　大徳寺三玄院先代住職 南天棒に師事
	８５１８	南無阿弥陀仏／暦住妙心８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	未
	８５１９	竹影掃堦塵不動 月穿潭底水無痕／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	ちくえい、かいをはらってちりどうせず つき、たんていをうがつもみずにあとなし （潭　ふち）
	☆	南山寿色多／８５	八十五翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	２０２２/０８/０７　ヤフオク
	８５２０	念波観音力～／８５	臨済正宗（朱文）　※初見　８６でも使用	白崖窟／鄧州	丸	耕雲
	８５２１	箱書／８５		南天棒／鄧州
	８６０１	円相賛／８６／絹本	南天（白文）棒（朱文）	白崖窟／鄧州	丸	お月さんいくつ十三七つ
	８６０２	乕乎（か）猫子是何麼／８６	南天（白文）棒（朱文）	白崖窟／鄧州		堀口之印／武舟 堀口武舟　剣術家　堀口朝弐郎
	８６０３	満船明月載得帰／８６	南天棒	白崖窟／鄧州	丸
	８６０４	托鉢僧・往／８６	臨済正宗	白崖窟（白文）／鄧州（白文）	丸	行のし流水（朱文） （往）四海雲水　鉢盂（はつう）如雷 （還）烏藤（うとう）圓笠　化幾村歸 　烏藤に円笠 　化して幾（いくばく）か村に帰するや 　※烏藤の杖：黒い藤の杖
	８６０５	托鉢僧・還／８６	南天（白文）棒（朱文）	白崖窟／鄧州（朱文）	丸	（往）四海雲水　鉢盂（はつう）如雷 （還）烏藤（うとう）圓笠　化幾村歸 　烏藤に円笠 　化して幾（いくばく）か村に帰するや 　※烏藤の杖：黒い藤の杖
	８６０６	行雲／８６	八十六翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	茶
	８６０７	晴れてよし～／８６	八十六翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	（富士）八十六翁 晴れてよし　曇りてもよし　富士の山 もとの姿は　かわらざりけり　（山岡鉄舟）
	８６０８	勤 ／８６	八十六翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸	一日之計是在鶏鳴 一年之計是在元旦 一日不作一日不食　（？） 勅題甲子新年言志 ※Ｔ１３勅題　新年言志
	８６０９	甲子／８６	八十六翁南天棒（白文）	白崖窟／鄧州	丸
	８６１０	南天棒賛／８６	一景〇十〇時（朱文）	白崖窟／鄧州	丸	賛 道（い）得も南天棒 道（い）不得も南天棒
	８６１１	中天富嶽～／８６	臨済正宗（朱文）	白崖窟／鄧州	未	（富士）山中無暦日
	８６１２	寝牛賛／８６	臨済正宗（朱文）	白崖窟／鄧州	茶	さし舞（む）〇かいの 牛も年（ね）なる能（の）〇 かい〇〇ほとに 静可な里け利 君子可八
	８６１３	月在浮雲浅處明／８６	臨済正宗（朱文）	南天棒／鄧州	丸
	８７０１	富士山賛／８７	南天棒（朱文　小）	白崖窟／鄧州（小）	茶掛け	山上に書けば恥かく鷹と鶴
	８７０２ ／８７０３	千年石上古人蹤／８７ 月在中峰夜々円／８７	臨済正宗（朱文） 臨済正宗（朱文）	白厓窟／鄧州　（両方白文、山なし崖） 白厓窟／鄧州　（両方白文、山なし崖）	丸	合せ箱（２幅）
	８７０４	松高梢上白鶴眠／８７	臨済正宗（朱文）	白厓窟／鄧州　（両方白文、山なし崖）	丸
	８７０５	勅題　山色連天（１９２５　Ｔ１４）／８７	臨済正宗（朱文）	白厓窟／鄧州　（両方白文、山なし崖）	未	（牛）白厓窟 日の本に富士より高き 山（は）なし裾野に 牛も〇寝にけり

参考　二代目　南天棒
　松平亮卿　聴松軒　乃木山道場勧〇

内容／年齢	引首印（関防印）	姓名印（白文印）／雅号印（朱文印）	表装	その他
布袋賛／不明	臨済正宗（白文）	乃木山主／亮卿	丸	（布袋）南天棒