・畳(たたみ)
 茶室は京畳でないと道具の間隔が狭くなり手前が窮屈になります。京間にできない場合は、手間畳だけでも京畳にすべきです。
 我が家の場合は施工、畳の入手しやすさを考慮し、メーターモジュールで設計しました。出来上がりの寸法は下表のとおりです。
部屋によって大きさが違うのは京間と違い部屋にあわせて畳を作るからです。
メーターモジュールの家が増えてきているので、京間がむりならメーターモジュールにすればOKです。
 最近は「京間の置き畳」というものも出ているので洋間でも何とかなるけれどチョット寂しい気がします。

               畳の寸法と目数
種 別
長 手 短 手 目数 厚 み cm cm
京畳(本畳) 6尺3寸 3尺1寸5分 64 1寸8分 190.9 95.45
中京畳 6尺 3尺

181.8 90.9
関東畳(田舎間) 5尺8寸 2尺9寸
2寸 176 88
mモジュール(4畳半) 6尺3寸8分 3尺1寸8分 63
193.3 96.4
mモジュール(8畳) 6尺4寸2分 3尺2寸2分 64
194.5 97.6

 ここで注意しなくてはならないのは四畳半の場合、夏と冬で畳の入れ替えが出てくることです。京間の場合は畳の寸法を基にして部屋を作るので正確な正方形になりますが、通常はこのようになりません(不等辺四角形になる)。そのため畳を入れ替えした時に隙間ができるので、この事を畳屋さんへよく話しておくことが必要になります(畳屋さんが悩んでました・・・)。

・畳縁
 黒の木綿縁が基本です。八畳の床だけ高麗縁(白小紋)にしています。
高麗縁 径(φ)   
白大紋 1寸8分 54mm
白中紋 1寸4分 40mm
白小紋     30mm


・丸目、半目
 このことも畳屋さんへ良く話しておく必要があります。道具を置く位置等は畳の目数で決まっているので、半目になっていると少しずれることになります。