N市文化会館
 平成9年10月に開館したN市文化会館内に和室(12畳の2間続き)と水屋付きの四畳半の茶室(?)がある。
コンサート等に使用するホールのがメインの会館なのでそちらの専門の方が設計したのであろうが、もう少し茶室(というよりお茶を)勉強していただければと思う。

ちょっとおかしいと気づいたところをあげておきます。
 ①四畳半について 
  ・畳が田舎間のため狭い・・・一般住宅じゃないんだから京間に
  ・炉が切ってあるが、天井に蛭釘がない・・・こった照明を付けるより蛭釘を
  ・畳の敷き方が炉の時のもの・・・四畳半は季節(炉と風炉)によって敷きかえる
  ・畳縁が黒じゃない・・・茶室というからには基本は押さえてほしい
  ・襖の取っ手の位置が高い・・・洋間(ドア)の高さじゃないですか?
  ・床が半間しかない・・・一間の押入れを作るなら台目の床を
  ・炉縁がありあわせ・・・ビス止めの炉縁とはあまりにも
・この敷き方は炉の時期・これが床?

 ②12畳について
  この部屋は多目的に使う目的で作ったのでしょうけど
  ・畳が坊主畳(縁のない畳)・・・余計な金をかけて使えなくしている
  ・畳の敷き方が不祝儀敷き・・・敷き方にもルールがあるのです